気候変動の状況
はじめての気候変動:地球温暖化ってなに?
最近、「地球温暖化」や「気候変動」という言葉をよく耳にしませんか?でも、実際には何が起きていて、私たちの生活にどう関係しているのか、よくわからないという方も多いかもしれません。気候変動は、私たちの身近なところにも影響を与えています。
• 夏の屋外スポーツが危険になる
• 熱中症の増加
• お米や果物の品質が落ちる
• 今まで獲れていた魚がいなくなる
• 山火事の発生率が35%以上増加
• 栄養失調や感染症、熱ストレスなどで、2030〜2050年に世界で25万人が亡くなる可能性があるという予測も
これらの出来事を実際に体感されている方も多いのではないでしょうか。
今回は、環境の専門家でなくてもわかるように、気候変動の基本をやさしく解説します。
地球温暖化と気候変動
地球温暖化とは、人間の活動によって排出された温室効果ガス(CO₂など)が原因で、地球の平均気温が上昇することです。これは法律でも定義されています。
気候変動は、地球温暖化などの影響で、気温や雨の量、台風の強さなどが変化することを指します。
国際的な科学者の集まりであるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、「人間の活動が地球の温暖化に影響していることは疑いようがない」と報告しています。
温室効果ガスってどれくらい増えているの?
温室効果ガスは、空気中にほんの少ししか含まれていませんが、地球の気温に大きな影響を与えます。
2024年のデータによると、産業革命後(1850年頃)と比べて
• CO₂(二酸化炭素):約1.5倍
• CH₄(メタン):約2.7倍
• N₂O(一酸化窒素):約1.2倍
これらのガスが増えることで、地球の温度がどんどん上がっているのです。もうすでに世界の平均気温は産業革命後より約1.55℃も上昇しています。
対策は進んでいるの?
現在のペースで地球温暖化が進むと、2100年には地球の気温が産業革命後と比べて+2.6℃上昇すると予測されています。国際的な目標であるパリ協定では、気温上昇を+1.5℃以内に抑えることを目指していますが、各国が制定した目標を合わせても+2.1℃と、まだギャップがあります。
ちなみに、「排出量が減れば気温もすぐ下がる」と思われがちですが、排出量が減る=温暖化のスピードが緩まるだけです。実際には地球に蓄積された温室効果ガスを取り除かない限り、気温は下がりません。除去の方法としては植林による光合成、空気中のCO2を地中に貯留・鉱物化などがあります。
日本ではどうなる?
もし何の対策も取らなかった場合、21世紀末の日本では
• 年平均気温が約4.5℃上昇
• 日本近海の海水温が約3.45℃上昇
• 海面水位が約0.68m上昇
• 台風が強くなる
• 激しい雨が増える(50mm/h以上の雨が約3倍に)
といったような状況になってしまいます。
私たちにできること
気候変動への対処には個人、企業それぞれ出来ることがあります。
➀個人が出来ること
• エネルギーの使い方を見直す
• 移動手段を変える
• 食生活を見直す
• リサイクルを意識する
• 食品ロスを減らす
② 企業が出来ること
• 脱炭素経営の推進
• 製品・サービスの見直し
• 従業員・顧客との連携
さいごに
気候変動は、遠い未来の話ではなく、すでに私たちの生活に影響を与えています。小さな行動でも、みんなで取り組めば大きな力になります。まずは「知ること」から始めてみませんか?
サステナビリティ
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