サステナビリティに関する他社事例を知ろう~社会編~
サステナビリティに関する他社事例を知ろう~社会編~
サステナビリティやESG(環境・社会・ガバナンス)への関心が高まる中、企業は業種や規模を問わず、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。本コラムでは、他社の事例を「企業規模・業界・領域」別に紹介し、自社の取り組みのヒントとなる情報を提供します。
今回はその中でも「S」、つまり社会への取り組みに焦点を当てて、6つの企業の取り組みをご紹介します。
資生堂:大手・化粧品
資生堂は、女性の活躍を支える企業として長年取り組みを続けています。女性管理職比率を50%にするという目標を掲げ、育児支援制度や柔軟な働き方の導入を進めています。男性の育児休業取得も積極的に推進しており、性別に関係なく家庭と仕事を両立できる環境づくりが進んでいます。
また、がん治療後の外見変化のお悩みなどを支援する「資生堂ライフクオリティービューティーセンター」では、外見に悩む人々に寄り添い、メイクアップ方法を提供しています。
詳細はこちら(資生堂のウェブサイトへ)
ソニー:大手・電機
ソニーは、LGBTQ+への理解促進にも力を入れています。社内にはLGBTQ+のコミュニティがあり、当事者や支援者が連携して啓発活動を行っています。同性パートナーにも結婚休暇や社宅利用などの福利厚生を適用し、法的婚姻と同等の扱いを実現しています。
さらに、全社員を対象に無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)に関する研修を導入。多様な価値観を尊重する企業文化は、働く人の安心感と創造性を育てる土壌となっています。
詳細はこちら(ソニーのウェブサイトへ)
リコー:電機・大手
リコーは働く環境づくりにおいて、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DE&I)を積極的に推進。
性別や国籍、障がいの有無に関係なく、誰もが自分らしく働ける職場を目指しています。特に、障がい者雇用では、職種マッチングで一人一人に合った職場の提供や各事業所には産業医・保健師が駐在しているためサポート体制の整備により、長く安心して働ける環境を提供しています。
詳細はこちら(リコーのウェブサイトへ)
良品計画:大手・リテール
良品計画は、シンプルで使いやすい商品が人気のブランドですが、地域社会とのつながりに力を入れています。
全国の店舗では、「つながる市」などのイベントを通じて、地元の生産者や団体と協力し、地域の魅力を発信しています。単なる販売の場ではなく、地域の人々が集い、交流する場としての役割も果たしているのです。
また、障がい者雇用にも力を入れており、店舗や物流センターでの業務において、働きやすい環境づくりを進めています。業務の分担や設備の工夫により、個々の能力を活かせる職場を実現しています。
さらに、災害時には物資の提供や避難所支援など、生活に密着した支援活動も展開。「いつものもしも」プロジェクトでは、日常の中で防災を意識する商品や情報を提供し、暮らしの安心を支えています。
詳細はこちら(良品計画のウェブサイトへ)
クレハ:中堅・化学メーカー
福島県いわき市に本社を構えるクレハは、化学製品を手がける中堅企業です。製造業というと、環境や安全のイメージが先行しがちですが、クレハはそれだけでなく、地域社会との信頼関係をとても大切にしています。
たとえば、地域住民との対話の場を定期的に設け、工場の安全対策や環境への配慮について丁寧に説明しています。こうした姿勢は、地域に根ざした企業だからこそできること。さらに、地元の学校と連携した理科教育支援や、地域イベントへの協賛など、子どもたちや家族に向けた活動も積極的に行っています。
詳細はこちら(クレハのウェブサイトへ)
コークッキング:スタートアップ・食品
「もったいない」をビジネスに変えたユニークなスタートアップが、コークッキングです。彼らが運営するサービス「TABETE(タベテ)」は、飲食店で出そうとしていたけれど売れ残ってしまいそうな料理を、アプリを通じて消費者に届ける仕組みです。
この取り組みは、食品ロスの削減という環境面のメリットだけでなく、地域の飲食店を応援するという社会的な側面も持っています。TABETEを使えば、近所のお店の料理を手軽に購入できるだけでなく、「食べ物を無駄にしない」という行動に参加することができます。
また、同社は「食の未来を守る」ことをミッションに掲げ、子ども食堂や福祉施設との連携も進めています。
詳細はこちら(コークッキングのウェブサイトへ)
さいごに
企業の社会的取り組みは、従業員の働きやすさや地域とのつながり、多様性の尊重など、日々の営みの中に根ざしています。こうした実践に目を向けることで、自社にとっての“社会とどう関わるか”という問いに、新たなヒントが見えてくるかもしれません。他社のサステナビリティ事例を通じて、自社の未来を考えるきっかけとしていただければ幸いです。
サステナビリティ
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